インドでの約1か月にわたるアーユルヴェーダ パンチャカルマ治療の記録です。
滞在6日目
午前
今日の治療メニュー
ナービーバスティ(ヒングワディタイラ)
アビヤンガ(ニルグンディタイラ)
スウェダナ(ニルグンディパットラ)
アヌワーサナバスティ
午後
散歩、瞑想など。
内服薬
昼と夜 DM
就寝前 エーランダタイラ
午後は、製薬部門のドクターによる「パンチャガウヴィヤチキッツァー」の講義でした。
牛から得られる薬について、種類、特徴、効果効能などを、アーユルヴェーダの薬理学に基づき教えていただきました。
この講義、とても勉強になりました。
アーユルヴェーダの古典書に書かれた薬理効果が得られる“本来の牛”の見分け方から始まり、
(この本来の牛をドクターは「COW」と呼び、この特徴を持たぬ(いわゆる品種改良された)牛はCOWにあらず!と熱く語っていました。)
PANCHA GAVYA ・・・牛から得られる5つの生産物
●牛乳
●ヨーグルト
●バター
●牛の尿
●牛の糞
について、それぞれ薬理効果や、アーユルヴェーダでの製薬方法や使われ方など、学術的に詳しく(なんと2時間ノンストップで(笑))解説してくださいました。
「アーユルヴェーダあるところに牛あり」と言えるくらい、
牛(COW)から、人類…いや世界が得られる恩恵は計り知れないのだ!!
…という壮大で、情熱的なお話でした。
実際、入院中の私達日本人メンバーの治療にも、(牛の糞以外は)さまざまな用途で使われていました。
「え?尿も?」と思われるかもしれませんが、処理されて“Gomutra”と呼ばれるお薬になっています。
実際、私のバスティ(経腸法)のお薬の中にもGomutraが入っていました。
牛に感謝です。
下の写真は、全て牛から得られた、アーユルヴェーダのお薬だそうです。
薬用ギーや薬用ミルクの他、牛糞石鹸や牛尿飲料など、多種多様。