サロンを開いたらどんな生活になるだろう?どんな良いことがあるんだろう?どんなリスクがあるんだろう?・・・”想像”することからサロン開業は始まります。
前回のブログに書いたとおり、
アーユルヴェーダサロン開業に必要な第一条件は、『アーユルヴェーダを好きなこと』です。
その大好きなアーユルヴェーダとこの先の人生を共に生きる、
そのひとつの形が“サロン開業”だと思います。
・・・アーユルヴェーダとともに生きる・・・
アーユルヴェーダとともに生きる形は人それぞれです。
・自分や家族の体調管理のために、アーユルヴェーダのセルフケアや食事法を実践する人、
・人生の充実(生涯学習)のために、アーユルヴェーダの学習を続ける人、
・アーユルヴェーダ普及の礎となるように、研究や論文に打ち込む人、
・これからの学習者の助けとなるように、外国語のアーユルヴェーダ書籍を翻訳する人、
…アーユルヴェーダを好きな気持ちとともに、一人一人の個性にあった、自分らしい生き方があることでしょう(*^-^*)
アーユルヴェーダサロンを開くことは、アーユルヴェーダとともに生きるひとつの形、生き方だと私は思います。
・・・想像力と実行力・・・
今回はサロン開業に必要な条件として、『想像力と実行力』を上げたいと思います。
アーユルヴェーダサロンを開きたいと思ったら、開業についていろいろ想像してみましょう。
…というか、”勝手にどんどん想像が膨らんでくる”というのが自然だと思います。
そして、その想像が楽しくて、止まらない!
好きな彼ができたときに
「告白したらどうなるかな?」
「どんなデートになるのかな?」
「こんな服は好きかな?」
「嫌われないかな?」
…など、良いことも悪いことも、いろいろな場面を次から次に想像しませんか?
本当に好きなときには、こんなふうに、どんどん想像が膨らんで、いろんなイメージが沸いてくるものだと思います。
細部にわたり想像力を働かせて、具体的なイメージをもつことが、サロン開業に必要な2つめの条件だと思います。
サロンを開いたら、一日が、一ヵ月が、一年が、将来が、どんな生活になるかな?
どんなサービスを提供したい?お客様にどうなってほしい?私はどうなりたい?
サロンのコンセプトは?どんな雰囲気のサロンにする?
最初はこんな感じの概要から想像していくことになりますが、
サロン開業をリアルに想像すると、連鎖的に具体的なことが次から次に浮かんできます。
例えば…
施術は一日2名様まで、施術用と浴用でフェイスタオルは1日につき6枚必要かしら。
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フェイスタオルの素材は?色は?大きさは?1枚当たりの予算は?
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どのお店で仕入れる?
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保管場所は?
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どのくらいで乾く?
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ストックは何枚必要?
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オイルのついたタオルの洗濯方法は?
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洗剤はどんな種類が必要?
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洗剤類の保管場所は?
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お客様の目につかないで洗濯ものを乾かす場所はある?
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といった具合に、フェイスタオルひとつでも連鎖的に想像が広がっていきます。
次に必要なことは、想像したことを現実にするために、
いつ何をするという予定表を作り、実行に移していくことです。
予定表には、資金調達(事業計画)、許認可、契約、工事、広告、仕入…などがあります。
誰も指示をしてくれませんので、自分でリーダーシップをとって、イメージしていたことを、予定表にそって実行にうつしていきます。
想像が具体的であれば、実行がスムーズにでき、
想像がぼんやりしていると、実行が難しくなります。
この『想像力と実行力』は、サロン開業に必要なだけではなく、日々のサロン運営にも必要なことです。
どこかの会社に雇われてセラピストをする場合、マニュアルやルールに従って、上司や先輩の指示や指導のもとに業務を遂行したらいいのですが、
自分でサロンを開業する場合、マニュアルもルールもなく、上司や先輩の指示や指導もありません。
お客様に、安全で、快適で、最良のサービスを提供して、
満足のいく良い仕事を遂行するためには、いつでも『想像力と実行力』が必要になります。
想像して→実行する、このことが「面白い!」と思えるならば、サロン開業は本当に楽しい仕事になるかと思います。