インドでの約1か月にわたるアーユルヴェーダ パンチャカルマ治療の記録です。
滞在3日目
午前
今日の治療メニュー
ナービーバスティ(ヒングワディタイラ)
アビヤンガ(ニルグンディタイラ)
スウェダナ(ニルグンディパットラ)
アヌワーサナバスティ
午後
リラックスタイム
散歩、瞑想など。
朝一番と、午前のトリートメント後と、夕食前にドクターの回診があります。
初回の問診で大きな治療方針は決まりますが、
日々の変化に合わせて治療内容を微調整してくださいます。
治療を進めるにあたって、
●明確に自分の状況を伝えること
●希望や不安など、小さいことも大きいこともなんでも相談すること
●ドクターの指示を理解し、言われたとおりにちゃんと守ること
●分からないことは曖昧にせず、分かるまで確認を取ること
などのコミュニケーションがとても大切だと思いました。
曖昧なまま進めることは、お互いに誤解を生みます。
観光旅行なら、その小さな誤解は大した問題ではないかもしれませんが、パンチャカルマにおいては、治療の失敗につながる可能性があります。
分かりやすい言葉を使う、復唱する、メモを渡す、電子辞書を見せる、絵を描くなど、確実に意思の疎通をはかるための工夫はたくさんできます。
アーユルヴェーダの古典書に、
「治療を成功させるためには、良い医者、良い看護人、良い薬、良い患者の4大要素が揃う必要がある」
と書かれています。
治療成功のために、患者が担う部分は大きいのです。
ドクターの皆さんはだいたい英語を話せますが、シスター(ナース)やマウシー(お世話係)の皆さんは英語ができない人も多いので、そこも踏まえて、言葉だけでなく、表情やジェスチャーなど、コミュニケーション力が、パンチャカルマ治療には非常に大切だと実感しました。
お互いに信頼と理解が生まれると、治療は順調に進みますし、長期の滞在が楽しく充実したものになるかと思います。
朝、夕、回診に来てくれる、かわいいDr.プラチ。
日中は、シニアドクターや院長が大勢で回診に来てくださいました。